岡崎市の司法書士 池田千恵のブログ

家族信託・相続・遺言・親の終活をテーマに、わかりやすく解説していくブログです

父の戸籍に前妻の子はいない!?

Q60 父の戸籍謄本を見ても、前妻の子は載っていません。もう関係ないと思って良いのでしょうか?

A 今の戸籍謄本ではなく、以前の除籍謄本(または改製原戸籍謄本)に載っているのです。「関係ない」ことは、決してありません!

  父には前妻との間に子供があるのに、今の戸籍謄本を見ても、載っていません。

 

  それは、戸籍が作り替えられるときに、以前の記載が消えてしまうからです。

 

  戸籍は事あるごとに作り替えられます。

   本籍地を他の市町村へ移転した。

   結婚した。

   結婚したときに名字を変えた人が離婚した。

   戸籍がコンピューター化されて改製された。 等々。

 

  戸籍が作り替えられる場合、そのときに戸籍に在籍している者のみが移記さ

 れます。

  離婚した前妻、前妻が引き取った前妻との間の子は、作り替えられた戸籍には

 載ってきません。

  同じように、結婚して新しい戸籍へ出て行った子、養子縁組して養親の戸籍へ

 出て行った子も、作り替えた戸籍に載ってきません。

 

  ですから、作り替えられる前の戸籍(除籍等)を見なければならないのです。

 

  相続手続きのときに、「生まれてから亡くなるまでの戸籍を全部集めてください」

 とお願いするのは、そのためです。

 

  ひとりっ子だと思っていたのに、兄弟がいた!

  「子供を生んだことがない」と言っていた祖母に養子がいた!

 

  親族関係は、特に「相続権が誰にどれだけあるか」にかかわります。

  今の戸籍謄本を見るだけではなく、生まれてから亡くなるまでの戸籍を全部

 集めて、しっかり確認する必要があります。

 

  決して、「もう関係ないから、記載されていない」わけではありませんよ!!

 

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