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司法書士 池田千恵のブログ

相続・遺言・親の終活をテーマに、わかりやすく解説していくブログです

「使えなかった自筆証書遺言」の話

遺言

「使えなかった自筆証書遺言」の話

ご主人の自筆証書遺言が見つかりました。

奥様は、家庭裁判所で「検認」の手続きをしました。

そのとき、家庭裁判所の人に言われたそうです。

「この遺言書は、検認しても使えないかも知れませんよ」と。

 

どうして、検認した自筆証書遺言が使えないと思われたのでしょう。

自筆証書遺言の成立要件の4つがクリアできていなかったのでしょうか?

 

  1. 全文を自分で書くこと
  2. 日付を書くこと
  3. 名前を書くこと
  4. 印鑑を押すこと

 

いえ、4つの成立要件はクリアしていました。

 

こんな遺言でした。

f:id:chie-ikeda:20161017093603p:plain

全部を自分で書いていたし、日付も名前も書いてありました。印鑑もちゃんと押してありました。

 

では、どうして使えないかも知れないと思われたのか・・・

 

実は、住所が書いていなかったのです!!

住所の記載がないと、同姓同名の他人と区別がつきません。

住所の記載は、自筆証書遺言の成立要件ではありませんが、

住所の記載がない場合には、使えないこともありますので、

注意が必要です。

 

池田千恵司法書士事務所

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