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司法書士 池田千恵のブログ

相続・遺言・親の終活をテーマに、わかりやすく解説していくブログです

遺言は、作り直せます!

Q 

母は先に亡くなっています。

子供は、長男・長女・次女の3人です。

 

昨年、父は大病を患い、2度の手術。その後も入退院をくり返しています。

その看病をしているのは、主に長女の私。そして次女もよく手伝ってくれます。

しかし、長男は「仕事が忙しいから」と言って、何もしてくれません。

 

先日、父が「実は、遺言が作ってある。数年前に長男と相談して作ったものだ。」と教えてくれました。

 

その遺言の内容は・・・。

「長女と次女には、それぞれ100万円ずつ。それ以外はすべて長男に相続させる」というものです。

200万円以外の預貯金も、不動産のすべても、株も、投資信託も、車も・・・なにもかも長男が相続するという内容です。

 

 父は、「いつもよく面倒を看てくれる長女と次女に、もっとたくさん財産を残したい」と言ってくれました。どうしたら良いでしょうか?

 

では、遺言を作り直しましょう。

 

 遺言は、撤回したり変更したりすることができます。

一度作ったらそれに拘束される、というわけではありません。

 作り直せば良いのです。

 日付の新しい遺言が優先され、古い遺言は変更されたことになります。

ですから、作成した日付はとても大切です。

 

池田千恵司法書士事務所

所在地
〒444-0813
愛知県岡崎市羽根町字池脇6番地1
KNビル202号

連絡先
0564-54-6330

公証役場へ行けない場合でも、公正証書遺言は作れます!

病気で入院中。あるいは、介護施設に入所中。

公正証書遺言を作りたいけれど、公証役場へ行くことができない。

そんな場合は、どうしたら良いでしょうか?

 

そうです!行けなければ、来てもらいましょう!…ということで、公証人に出張をお願いすることができます。

出張してもらうからには、費用がかかります。しかし、行けなければ仕方ないでしょう。

 

これで、病気の人も、介護を受けている人も、公正証書遺言ができます。

 

もちろん、本人に判断力があること、自分の意思で遺言の内容を話すことができること、つまり遺言能力が必要です。

 

場所の問題は、出張してもらうことでクリア!

しかし、判断力の問題は・・・。

判断力が無くなってからでは、遺言はできません!

こちらの方が大きな問題です!!

 

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公正証書遺言の作り方

公正証書遺言の作り方

公正証書遺言は、公証役場で作成します。

公証役場は、全国に287ヵ所あります(平成26年11月1日現在)。

 

遺言をする本人が公証役場へ行って、公証人の前で遺言の内容を話します。

公証人は、本人に遺言をする判断力があるか、本人の話す内容が法律的に間違いないか等を確認したうえで、本人の話した内容を筆記し、公正証書遺言を作ってくれます。本人がするのは、署名と押印のみです。

 

このとき必要なのは、本人の実印・印鑑証明書。そして証人2名です。

 

証人の役割は、「遺言をする本人が自分の意思で遺言の内容を話し、正しい手続きによって遺言が作成された」ということを証明することです。内容の確認や、本人が亡くなってからの手続きについて責任を負うものではありません。「きちんと作成された」ということを証明するのが、この証人の役割です。

 

証人は、未成年でなければ良いのですが、本人と利害関係のある人は証人になれません。

父の遺言を作成するのに長男が証人になる、ということはできません。

遺言をする本人が亡くなった時に相続人になる人、その配偶者(夫・妻)、直系血族、そして遺言で「財産をあげる」とした場合のもらう人(受遺者)などは証人になれません。

 

司法書士や弁護士などは、公正証書遺言作成のお手伝いをしております。

内容の確認、文言の確認、公証人との打ち合わせをし、遺言作成時の証人にもなります。特に内容の確認については、専門家に相談されることをお勧めします。

 

池田千恵司法書士事務所

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法定相続人:父の再婚2

Q35 父が亡くなりました。父と父の再婚相手が2人で暮らしていた実家があります。私は自分でマイホームを建てたので、実家は私ではなく、父の再婚相手が相続すれば良いかなと思っています。注意することはありますか?

A あなたと父の再婚相手とは、養子縁組をしていますか?養子縁組をしていなければ、父の再婚相手とあなたは親子ではない。つまり、父の再婚相手が亡くなった時に、あなたはその相続人ではありません。

 今回、父の相続に際しては、相続人は父の再婚相手とあなたの2人です。ここで実家を父の再婚相手が相続したとすると、次に父の再婚相手が亡くなって相続が起こった場合、その相続人は父の再婚相手の子(A)のみとなります。あなたの実家は父の再婚相手の子(A)のものとなってしまいます。

 それを避けるためには、今回の相続で、実家はあなたが相続しておいた方が良いでしょう。

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法定相続人:再婚と養子縁組

Q33 再婚同士で結婚することになりました。それぞれ、前婚のときの子を連れての、子連れ同士再婚です。何か注意することはありますか?

A 夫の実子は妻と養子縁組、妻の実子は夫と養子縁組をしましょう。

 再婚して夫の氏を名のる場合、「妻の実子と夫の養子縁組はするけれど、夫の実子と妻の養子縁組はしない(気がつかない)」ということがあります。

 相続のときに“「お母さん」と呼んでいても相続権がない”ということも起こり得ますので、注意しましょう。

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 妻は再婚により氏が佐藤→鈴木と変わります。

子Bは、夫と養子縁組により、氏が佐藤→鈴木と変わります。

子Aはもともと鈴木なので、何もしない。・・・これが危ないのです!!

 

 夫妻と子A・子Bの4人暮らし。

もし、夫が亡くなった場合には、相続人は妻と子A(実の子)と子B(養子)。

 その後妻が亡くなれば、相続人は・・・?

子Bのみです。子Aは妻の実子ではなく、また養子でもありません。

子Aと妻の間には、何の関係もない。つまり、相続人ではありません。いくら「お母さん」と呼んでいても関係ありません。妻にとって子Aは、「夫の子」であり、親子関係はありません。

 妻と子Aは、養子縁組をして、親子(相続権がある)になっておくこと

が必要です。

 

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