司法書士 池田千恵のブログ

相続・遺言・親の終活をテーマに、わかりやすく解説していくブログです

法定相続人:再婚と養子縁組

Q33 再婚同士で結婚することになりました。それぞれ、前婚のときの子を連れての、子連れ同士再婚です。何か注意することはありますか?

A 夫の実子は妻と養子縁組、妻の実子は夫と養子縁組をしましょう。

 再婚して夫の氏を名のる場合、「妻の実子と夫の養子縁組はするけれど、夫の実子と妻の養子縁組はしない(気がつかない)」ということがあります。

 相続のときに“「お母さん」と呼んでいても相続権がない”ということも起こり得ますので、注意しましょう。

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 妻は再婚により氏が佐藤→鈴木と変わります。

子Bは、夫と養子縁組により、氏が佐藤→鈴木と変わります。

子Aはもともと鈴木なので、何もしない。・・・これが危ないのです!!

 

 夫妻と子A・子Bの4人暮らし。

もし、夫が亡くなった場合には、相続人は妻と子A(実の子)と子B(養子)。

 その後妻が亡くなれば、相続人は・・・?

子Bのみです。子Aは妻の実子ではなく、また養子でもありません。

子Aと妻の間には、何の関係もない。つまり、相続人ではありません。いくら「お母さん」と呼んでいても関係ありません。妻にとって子Aは、「夫の子」であり、親子関係はありません。

 妻と子Aは、養子縁組をして、親子(相続権がある)になっておくこと

が必要です。

 

池田千恵司法書士事務所

所在地
〒444-0813
愛知県岡崎市羽根町字池脇6番地1
KNビル202号

連絡先
0564-54-6330

「家族葬」のメリット・デメリットを知ろう

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 

家族葬」は小さなお葬式。

参列者が減少傾向にあるなか、時代に合ったお葬式とも言えるでしょう。

「亡くなった方が後期高齢者、喪主ももはや定年退職した高齢者」という場合も多くなり、会社関係の参列者はなし、周囲との付き合いも少ないので交友関係の参列者も少ない、故人の知人や友人も後期高齢者なので、なかなか参列できない・・・など、葬儀への参列者は減少しています。

「一般葬(通常の葬儀)」用のホールを借りたら、参列者が少なくて空席が目立った、という場合もあり得ます。

 

家族葬」であれば、家族や近親者だけでゆっくりお見送りができます。

故人の好きだったものを用意するなど、比較的自由な形で葬儀ができるでしょう(例・音楽、食べ物、ペット、趣味など)。

 

費用も一般葬に比べれば安く済みます。参列者への返礼品代や食事代が安く済むからです。

しかし、棺代、遺影代などは一般葬と同じように必要ですし、貸しホール代も「狭いから安い」とは限らず、「1日1組なので、広いホールでも狭いホールでも利用料は同じ」という所もあります。

 

参列者が少ないということは、いただく香典が少ないということ。

いただく香典が少ない、つまり葬儀費用は持ち出しが多くなるということです。前述のように、参列者への接待費用は安くなりますが、葬儀そのものには、やはり費用がかかります。「一般葬が約100人、家族葬が約30人だから、費用も10分の3で済む」とはいきません。「思ったよりも費用がかかった」ということもあり得るでしょう。

 

 そもそも香典の性質は、「喪主への贈与」。そしてこの贈与は無税です。

 一般葬にして、たくさんの人でにぎやかにお見送りをし、たくさん香典をもらって葬儀費用に充てる、という考えも成り立ちます。

 

 「家族葬で行います」と連絡したのに、予想外に多くの人が参列に訪れて対応に追われた、という場合もあるでしょう。

 また、遠い親戚や友人・知人などから、「なぜ連絡してくれなかったのか」とクレームが来たとか、後日自宅へ「お線香をあげさせてほしい」と弔問客が度々訪れる、という場合もあり得ます。

 

 本人の希望は? 

家族の希望は?

そしてその希望どおりに葬儀を執り行うと、どんな状況になり、どのくらいの費用がかかるのか。

 

できれば、葬儀会社のセミナーなどに参加してみましょう。

「葬儀会社のセミナーに参加するのは少し気が引ける」という方も、知識として、雑誌や週刊誌の特集記事などを見つけて、読んでおいたほうが良いでしょう。

 

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葬儀の種類を知ろう

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 

 葬儀の種類を知ろう

   「社葬」 「一般葬」  「家族葬」  「直葬」  「1日葬」

 「家族葬」という言葉が一般的になってきました。

 

 元々、会社で行う「社葬」に対して、個人で行う「一般葬」がありました。その「一般葬」よりも小さな、家族および近親者のみで行う葬儀を「家族葬」と呼んでいます。

 「家族葬」だから、家族しか参列してはいけない、ということではないでしょう。ただ、「家族葬ホール」などと名打った小さな葬儀場で行うのであれば、おのずと人数の制限があることになります。概ね30人くらいまでの葬儀を「家族葬」と呼んでいることが多いようです。

    

 では、

直葬」という言葉はご存知ですか?

 東京都心部ではすでに3割の方が「直葬」を選んでいるという話もあります。  

 しかし、私の事務所のある愛知県岡崎市では、まだまだ「直葬」という言葉さえ知らない、という方も多いようです。ある葬儀会社が葬儀セミナーを行ったとき、セミナー参加者が「直葬」という言葉をひとりも知らなくてびっくりした、という話もあります。

 

 「直葬」とは、亡くなった場所(病院・自宅等)から火葬場や葬儀会社の安置室(霊安室)へ直接搬送し、通夜や告別式を行わずに火葬することです。僧侶を呼ばずに、ごく簡単な「火葬式」をするのみですから、費用も安く済みます。 

 ただ、「後から他の親族に苦情を言われた」「納骨をしようと思ったら、僧侶から『葬儀をしていないので、納骨できません。』と言われてしまった」などというトラブルもあるようです。

 

 また、「1日葬」と言って、通夜をしないで告別式・火葬・初七日法要を1日で行うという葬儀もあるそうです。

 

 東京都心部を中心とした関東地区で広がりを見せている「直葬」「1日葬」ですが、まだまだ地方には普及していないようです。

 

~セミナー情報~

 

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「押し売り」ならぬ、「押し買い?」

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 

 終活(終末活動)のひとつ、「物を片付けましょう」

 

 着なくなった着物や、全く使っていない新品の食器類など。家の中はたくさんの物であふれている…というご家庭もあるでしょう。

 

 最近は「高価買い取り」をしてくれるというお店も多くあります。

 しかし、お店まで持っていくのはたいへん。

 

 そこで考えるのは「出張買い取り」を利用すること。

 家まで来て、買い取ってくれる業者さんです。

 

 ここで気をつけたいのが、「押し売り」ならぬ、「押し買い」です。

 

 たとえば、着物を売るために買い取り業者に来てもらいます。

そうしたら、「これは娘にあげるつもりだから、売らないで残しておこう」と思っていた着物まで、強引に買い取られた。

 着物だけではなく、「宝石類も買いますよ。どんなものをお持ちですか?」などと言葉巧みに話をされ、全く売るつもりではなかった金やプラチナなどを相場よりも安く買い取られた。などの事例があります。

 

 昔は「買ってくれるまで帰らないぞ」(押し売り)でしたが、今は「良いものを安く買うまで帰らないぞ」とでも言うような、いわゆる「押し買い」があるということを、知っておきましょう。

 そして、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんにも、教えてあげましょう。

 

 「こんなつもりじゃなかったのに・・・」と後で泣かないために。

 

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有料で買い取り?

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 リゾートマンションや別荘、リゾート会員権などを“有料で買い取り”する会社があるようです。

 「買い取り」というのは、通常は、買主が売主にお金を支払って、売主が買主に物を引き渡すことです。

 「有料で買い取る」ということは?

売主が買主にお金を支払って、買ってもらうこと?

売主が買主にお金を払えば、「売る」とか「買う」とかではなく、「お金を支払って、もらってもらう」という感じでしょうか?

 物もあげて、お金もあげる。これは「買い取り」とは言えませんね。

 

 別荘地を持っている方やリゾート会員権を持っている方の名簿を基に、“「買い取り」ます”といったDMがくることがあるかも知れません。

『「年会費を払い続けるのはたいへん」、「管理がたいへん」、「相続のときに面倒」そんな別荘地やリゾート会員権を買い取りします』などの言葉が書いてあるでしょう。

そして、細かく読んでいくと、「取得費用は買主負担」、「維持費用は買主負担」などと書いてあったりして・・・。

 

 親がどんな財産を持っていて、それをどうしたいと思っているのか、日頃から話をしておきましょう。

 処分したいと思っている財産があるのなら、どんな処分方法があるのか、または引き継ぐつもりはあるのかなど、親子間で話し合っておくと良いですね。

 

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