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司法書士 池田千恵のブログ

相続・遺言・親の終活をテーマに、わかりやすく解説していくブログです

(続)実家が、空き家になる?

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 もしかして、「実家が空き家になったら、家を壊して、貸し駐車場にでもしようかな~」と思っていますか?

 “家を壊して、貸し駐車場にする”って、どういうことか、わかりますか?

わかりますよね。そうです。まず、家を解体します。そして土地を測量して、隣地との境界を確定させます。次に駐車場として、何台をどのように配置するのか、設計をしてもらいます。そしてアスファルトを敷くのか、砂利にするのか等を決め、施工してもらいます。

 

 これで貸し駐車場の完成です。

 

 実は、ここまでするのに、ずいぶんお金がかかることをご存知ですか?

 

 今住んでいる家を建て替えるのであれば、建築業者に今の家の解体と新しい家の建築を頼むので、解体費用は新築費用にまとめて請求されます。その請求額を基に、銀行から住宅ローンを借りることになるでしょう。

 しかし、空き家になった実家を解体するのには、一般の「住宅ローン」は使えません。金利の低い「住宅ローン」は使えないということです。

 もちろん、ローンを使わず、現金で支払えば良いのですが、通常、ポケットマネーで支払える金額ではないと思われます(少なくとも、私の感覚ではそうです)。

 

 最近では、住宅改築用の「リフォームローン」のように、空き家対策用の「住宅関連費用ローン」を用意している銀行等もあるようです。一般の「住宅ローン」ほどではないけれど、全くの「フリーローン」よりは少し金利が低いということです。

 

 実家を解体するのもたいへん。貸し駐車場を作るのもたいへん。

何故って?それは、それなりのお金がかかるから。だから、そうするのであれば、あらかじめ計画を練っておく必要があります。

 その後もあります。

相続税を支払って、お金をかけて貸し駐車場にしたけれど、近隣にも貸し駐車場がどんどんできて、なかなか借り手がいない。結局、またお金をかけて、「空きあり」という看板を作り、不動産管理業者にも頼んでみたけれど、やはり借り手が見つからない。…これでは困りますね。

 

 将来、どんな状況になるのか。“なんとなく思っている”ではなく、“きちんと考えておく”ことが大切です。もちろん、それは“早めに”考えておくことをお勧めします。

 

池田千恵司法書士事務所

所在地
〒444-0813
愛知県岡崎市羽根町字池脇6番地1
KNビル202号

連絡先
0564-54-6330

実家が、空き家になる?

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

 父と母が、夫婦ふたりだけで住んでいる実家。将来、どうしようか・・・。

 親が亡くなった後、空き家になった実家を相続して相続税を支払い、それから毎年固定資産税を支払い、維持管理のために業者を頼んで庭の手入れなどをしてもらう。

 考えただけで、ずいぶんお金がかかりそうです。

 

 有効な活用方法はないのでしょうか?

 

 それを考えるのは、子供だけでも、親だけでもありません。親と子供たち、家族全員で考えることです。

 親には「そんなこと、考えたくない」という意識が、どこかにあるかも知れません。

 子供側も、「その時になったら考える」とか、「なんとかなるだろう」と軽く考えている場合もあります。

 「空き家になるとたいへんだ!」という意識を、親も子供も共有することが大切です。

 もし、親の方から話をしてくれたのなら、良いチャンスです。真剣に向き合いましょう。

 親から言い出してくれないようであれば、新聞記事や週刊誌などで、相続税や空き家問題などが取り上げられている話題を、親に投げかけてみましょう。

 

 実家の跡取りは誰か。売却や賃貸などを考えるのか?相続税対策は?

 

 都心の一戸建てならば、相続税の心配をしましょう。

 地方都市の郊外、たとえば○○ニュータウンなどというところの一戸建てであれば、相続して住む、売る、貸すなどの方向性を考えましょう。

 

 できれば、早くから手を打っておきたい問題です。

 

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平成29年新年のごあいさつ

    新年、明けましておめでとうございます。

 皆様、良い年をお迎えのことと存じます。

 

 お陰さまで当事務所は、開業以来25回目のお正月を迎えることができました。これも一重に多くの皆様のお力を頂戴した賜物と、感謝致しております。

 

 今年も皆様に、少しでもお役に立てるよう、身近な法律知識などをお届けさせていただきます。お読みいただけると、とても嬉しいです。

 

 平成27年1月1日に施行された相続税法の改正から2年が過ぎました。この改正で、相続税を納付する人が増えました。そして、なにより、「特例を使えば相続税は納付しなくて良いが、相続税の申告は必要だ」という方がたくさん増えました。

 相続税の申告は、“誰が何をどれだけ相続するのか”もめてしまうと、できません。以前にも増して、『もめない相続』が必要となっています。

 

 介護保険や年金などのしくみが改正されるごとに、老後がますます厳しいものになって行くようです。だからと言って、心配ばかりして落ち込んでいてはいけません。また、見て見ぬふりをして、放っておいてもいけません。やるべきことはきちんとやって、準備万端と行きたいですね。

 

 皆様が、何も心配事がなく、人生を謳歌できますよう。そのためのちょっとした知識などをご提供できたらいいなと考えています。

 本年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

                         平成29年1月

                         司法書士 池田千恵

 

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「ヘタな遺言」その2

「ヘタな遺言」その2:どこ?何?誰?(指定があいまい)

父の遺言

例「自宅は長男に相続させる」

・・・隣接している畑は誰が相続する?

 

例「私の家は、妻の花子に相続させる」

・・・土地は?

      ※家(建物)と土地は別の不動産です

 

例「○○市桜ケ丘三丁目2番1号の土地と家は、妻・花子に相続させる」

 ・・・住居表示区域では、土地の地番は住所と連動していません。

    この場合、「○○市桜ケ丘三丁目2番1号」という土地はありません。

    土地は正確な地番で特定する必要があります。

 

例「○○市桜町3番地1、家屋番号3番1の建物は、妻・花子に相続させる」

 ・・・あとから造った未登記の倉庫があった。この倉庫は?

    ※未登記建物は、見落としやすいです。気をつけましょう。

 

例「次男に」と書いてあるが、戸籍上は3男(次男は出生後すぐに死亡)

 ・・・戸籍と相違していてはいけません。

 

遺言に書く内容は、よく確認しましょう。

不動産は登記事項証明書(登記簿謄本)、

続柄や氏名の文字は、戸籍謄本で確認しましょう。

銀行預金、投資信託等も、通帳や証券を確認して、きちんと書きましょう。

 

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遺留分

ヘタな遺言は、遺留分で争うことに・・・

 

相続においては、遺言が優先されます。

しかし、「すべて長男に相続させる。(=次男と長女は何もなし!)」なんていう遺言では、あまりにも不公平です。

 

そんな場合には、遺留分の請求ができます。

遺留分」とは、遺言によっても奪うことができない、最低限の相続権です。

 

遺留分の表

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直系尊属:父母・祖父母・曽祖父母

 

 

子供3人が相続人の場合、法定相続分は各3分の1

しかし、「すべて長男に相続させる。」という遺言がありました。

この場合、次男と長女は、長男に対して、「遺留分」の請求ができます。

 

請求できるのは、上記「遺留分の表」より、財産の2分の1。

次男と長女の各自の遺留分請求権は、財産の2分の1×法定相続権(1/3)

となり、それぞれ全相続財産の6分の1を長男に請求できることになります。

 

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