司法書士 池田千恵のブログ

相続・遺言・親の終活をテーマに、わかりやすく解説していくブログです

「法定相続情報証明制度」その1

Q48「法定相続情報証明制度」が始まったそうですが、何ですか?

A 法務局に「法定相続情報一覧図」の保管をしてもらい、その後5年間は、無料で法務局の証明がある「法定相続情報一覧図の写し」(法定相続情報証明)をもらうことができる制度です。

 相続が起こると、法定相続人を確定させるために、被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までの戸籍(除籍・原戸籍)謄本を集めます。

 それを岡崎市の不動産の名義変更のために岡崎の法務局へ提出し、名古屋市中区の不動産の名義変更のために名古屋法務局へ提出し、豊田市の不動産の名義変更のために豊田の法務局へ提出して・・・、ということが必要でした。

 今後は、例えば岡崎の法務局で「法定相続情報一覧図」の保管をしてもらえば、名古屋法務局や豊田の法務局には、その写し(法定相続情報証明)を1通出せば良いだけとなります。複数の法務局管轄地域内に不動産をお持ちの方にとっては、手続きが簡単になります。

 

 また、この法定相続情報証明は、登記だけではなく、銀行預金等の相続手続き、保険金の請求、有価証券の名義変更手続きなどにも使えます。

 

 相続による名義変更は、自宅の土地・建物と、預金が○○銀行と○○信用金庫、それにゆうちょ銀行。生命保険が○○生命と郵便局の簡易保険。というように不動産プラスいくつかの相続手続きが必要です。今まではその度に「亡くなった方の出生から死亡までの戸籍(除籍・原戸籍)謄本を持ってきてください」と言われ、たくさん集めて持って行きましたが、今後は、この「法定相続情報証明」1枚を持って行けば良いということです。

 受け取る側も、たくさんの戸籍を確認しなければならなかったのが、法務局の証明が付いた一覧図1枚を見れば良いことになるので、とても簡単になります。

 

池田千恵司法書士事務所

所在地
〒444-0813
愛知県岡崎市羽根町字池脇6番地1
KNビル202号

連絡先
0564-54-6330

「サービス付き高齢者向け住宅」と「有料老人ホーム」

セミナーへのご参加ありがとうございました。

9月9日(土)の街ゼミにご参加して頂いた皆様ありがとうございました。

次回開催の際は是非お気軽にご参加下さい。

今回ご参加出来なかった方も、次回開催の際は是非ご参加下さい。

 

chie-ikeda.hatenablog.com

 

 

親が75歳になったら、やっておきたい、たくさんのこと!!

サービス付き高齢者向け住宅」と「有料老人ホーム」

 

『シルバー向け住宅特集』の新聞広告を見ました。

 

 「サービス付き高齢者向け住宅」と「有料老人ホーム」が載っていました。

 

「介護と医療が連携し、安心安全を提供します」とか、「隣接する○○病院からの総合的な医療、介護サービスによる安心安全なお住まいをご提供いたします」「入居者の病態、介護度、状況に応じたあらゆる医療ニーズにお応えします」等の言葉が並んでいます。

 

 いったい、「サービス付き高齢者向け住宅」と「有料老人ホーム」は何が違うのでしょうか?

 

 ググってみたり、市役所の介護課に聞いたりした結果、主な違いは次のとおり。

 

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 結局、利用者にとってのそれぞれのメリット・デメリットは、よくわかりませんでした。とにかく、「あー、日本の縦割り行政は、ここにも表れているのだなあ」と感じたところです。 

 

 実際に利用する場合には、よくケアマネ(ケアマネジャー・介護支援専門員)と相談し、必ず見学に行って、施設・設備を確認し、入所者や働いている人たちの様子をみること。当たり前ですが、これに尽きるでしょう。

 

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9月9日(土) セミナー開催「ウチの親、認知症かな?」と思ったら

第30回「得する街のゼミナール」NO.111

「ウチの親、認知症かな?」と思ったら

 

 いつもブログを見て頂きありがとうございます。 司法書士の池田です。

 セミナー開催お知らせです!

 愛知県岡崎市で年に2回開催されている「得する街のゼミナール(街ゼミ)」

 前回、春の開催に続き秋の開催です。

 

 親が倒れる前に、認知症になる前に、コレだけは知っておきたい3つのこと!

 

 平成29年9月9日(土) 14:00~15:30

 

 場 所:愛知県岡崎市中央図書館りぶら 103会議室

 受講料:無料

 持ち物:筆記用具

 定 員:15名

 講 師:司法書士 池田千恵(愛知県司法書士会所属)

 申込み:池田千恵司法書士事務所

     TEL 0564-54-6330

       (平日9:00~18:00)

   当日の参加も可能です

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前回、春開催時のテーマ

 

chie-ikeda.hatenablog.com

 

 

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寄与分はどんな場合にもらえますか?

Q47「介護をしたら寄与分をもらえる」と聞きました。介護をしたら必ずもらえますか?その他の場合はどうでしょうか?

 

A 共同相続人中に、

  ・被相続人の事業に関する労務の提供

  ・財産上の給付

  ・療養看護

  ・その他の方法により、

 「被相続人の財産の維持または増加について」

 「特別の寄与」をした者がいた場合に、寄与分がもらえます。

 

どの場合も、「被相続人の財産の維持または増加について」、「特別の寄与」をしたことが要件です。

“通常の相続分では不公平になってしまうので寄与分を認めなければならない”と思わせるほどの、「特別の寄与」であり、それが「被相続人の財産の維持または増加」と因果関係があることが必要です。

 

 

※寄与の類型(場合別)

 

被相続人の事業に関する労務の提供」をした場合とありますが、父の事業を少し手伝った、あるいは父と共同経営したなどでは、認められません。無償で、継続して、専従したこと等の要件があります。実際には、“無償で”父の事業を手伝うということは少ないでしょう。

 

 「財産上の給付」とは、不動産を無償で提供した、高額な施設入所費を支払った、借入金を代わりに返済した等の場合です。契約書や、お金の流れの証拠となるもの等を、そろえておきましょう。

 

 「療養看護」が、一般に言う「介護した」という場合です。この場合も、無償で、継続して、専従したこと、特別の貢献があったこと等の要件があります。

 家庭裁判所寄与分が認められる目安としては、要介護2以上の被相続人を、無報酬で、おおむね1年以上、専従して介護した場合、通常の扶養を超える特別な寄与の部分について、認められるようです。

 介護保険制度の“要介護者の付添いを頼んだ場合の日当”を目安に、日当×介護した日数を基準にして、介護の程度など他の状況を考慮して金額が決められていきます。

なお、介護サービスを利用した日や入院していた日数は、介護した日数に含まれません!!シビア!!

 

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寄与分は、どうやってもらう?

Q46 母が亡くなるまでの3年間、長女である私だけが、母の介護をしてきました。寄与分をもらいたいと思います。どうやってもらえば良いのでしょうか?

A 寄与分は、「共同相続人の協議で定めたその者の寄与分を」先に渡すものです。

共同相続人の全員が、「あなたは母の介護をずっと一人でやってきたので、たくさんもらえるようにしましょう。○○万円ね。」と話がまとまれば、それでもらえます。

 協議がまとまらない場合には、家庭裁判所に請求して、寄与分を決めてもらうことになります。家庭裁判所は、「財産の維持または増加について」「特別の寄与」があったか等を、証拠に基づいて判断します。

寄与分をもらうのは難しい」とか、「寄与分はあまりもらえない」などと、耳にしたことがあるかもしれません。それは、この「家庭裁判所への請求」が「認められない」もしくは「少額しか認められない」場合が多いからです。

 

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